マクロ ビオティックではなくSのとれた、
マクロビオティックス(macrobiotics)という言葉自体は、
何と!紀元前のギリシャの医学の父とよばれる
ヒポクラテスの著したエッセイにあるようです。
健康で長寿な人を表す言葉として、そのエッセイでヒポクラテスは、
マクロビオティックスを用いました。
その後、マクロビオティックスという言葉は、
アリストテレス等は健康促進や長寿の助けとなる簡単なダイエットを含む
ライフスタイルを表す言葉として使われていました。
伝統的に長寿を誇るインカ帝国や漢王朝でも、
マクロビオティックスという健康方法論は用いられていたと、
マクロビオティックス支持者達は主張します。
時代は紀元前から近代に一気に移り、マクロビオティックを開花させた、
当サイトの主人公George Ohsawaこと桜沢如一氏の登場となります。
京都府の貧しい武士の家系に生まれ、父に捨てられ母に育てられますが、
その母も若くして結核で逝き、その後二人の妹も弟も結核で亡くなりました。
貧窮の中で職を転々としながら、家族と同様に結核に苦しみ、
生死をさまよいました。
二十歳の頃、食養家であった後藤勝次郎氏を通じ、
石塚左玄氏の「食養生」に触れたことにより、
その健康を回復したという桜沢如一氏は、
中国と日本の民間で使われている薬から
伝統的な健康論を確立させるのです。
粗食であっても、肝心な栄養素を採ることが
健康そして長寿の秘訣であることを理論づけたのです。
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